陶器のデザインをわかりやすく説明

陶器は生産地によって様々な特色をもっているところが魅力です。使用する土や釉薬それに意匠等独特のデザイン性があります。わかりやすく例をあげれば、伊賀や信楽焼のように土に小さな粒々が混じっているものもあれば細かく砕かれて絹のような柔らかさをもった土味の朝日焼など、さらに比較的低温度で仕上げるものや備前焼のように高温で焼き締めて作るもの等様々です。

形も素直なろくろ成形のものもあれば、そうして作った素直な形をわざとゆがめて変形させた沓織部とよばれるもの等、また、ろくろではなく手で長い紐様の粘土を積み上げて形づくっていくものもあります。楽焼は手捻りの代表です。陶器のデザインということを最初に意識したのは千利休で千家十職の楽家初代長次郎に楽茶碗を作らせたのが最初といえます。

利休はそれまで茶の湯に使用されてきた物とは異質の黒い器に精神性をもたせることを意識した作品が長次郎でした。その次にあげられるのは古田織部でその奇抜な形や独読の文様、緑釉を掛け分ける等当時は斬新なデザインと耳目を集めたといいます。生産地あるいは作家により異なる意匠があるので好みの物を見つけるのも楽しいものです。